豚熱ワクチン投与、来月全頭終了 宮城県で対策会議初会合

 鶴岡市の養豚農場で飼育する豚が豚熱に感染したことを受け、宮城県は28日、対策本部会議幹事会の初会合を開いた。県内の肥育豚へのワクチン接種率は25日現在、54・8%で、来年1月に全頭への投与を終える計画。年末年始の発生も想定し、迅速な対処の徹底を申し合わせた。

 仙台市青葉区の県自治会館であった会合には県幹部ら約30人が出席。発生場所から県境まで約65キロ、ワクチン未接種の豚がいる農場まで約90キロあるが、県の担当者は「遠距離だが予断は許さない状況だ」と注意喚起した。

 会津若松市での野生イノシシ感染を機に、10月に県南部から順次着手したワクチンの接種状況は仙南、仙台で終了したが、北部は約65%、東部は約15%にとどまる。1月下旬の全県完了目標を、できる限り前倒ししたい考え。

 佐藤夏人農政部長は、奥羽山脈を越えた野生イノシシによる感染を懸念。「年末年始の発生に備え、いつでも対応できる態勢を取る。アフリカ豚熱(ASF)を含め、農場には衛生対策の徹底を再度呼び掛けたい」と話した。

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