豚熱の感染源イノシシ侵入防ぐ防護柵 山形県が設置促進へ

 鶴岡市の養豚農場で飼育する豚3頭が家畜伝染病の豚熱(CSF)に感染した事態を受け、山形県は28日、県豚熱対策連絡会議を県庁で開いた。県は主な感染源となる野生イノシシの侵入を防ぐため、国が義務付ける養豚農場での防護柵などの設置を関係機関と一体となって促進する方針を確認した。

 県によると、防護柵は県内の養豚農場93施設のうち、豚熱の感染が確認された農場を含む27施設で未整備。このうち15施設は着工中、12施設は未着工という。

 豚熱は野生イノシシのふんなどに含まれるウイルスに接触して感染する可能性があり、農林水産省が11月、防護柵の設置を義務化していた。

 高橋雅史農林水産部長は「初動は一定のめどが付いたが、広がりを防ぐためこれからが正念場だ」と語った。

 出席した県畜産協会の石川一夫専務理事は防護柵設置の遅れについて「新型コロナウイルスの影響で県外の施工業者が確保できないなどの理由もあるようだ」と現場の状況を説明した。

 また県によると、豚熱が発生した養豚農場で殺処分された豚1250頭の埋却処分は28日午後5時半に終了した。

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