ベガルタ・手倉森新監督が就任会見 「被災地に優勝届けたい」

手倉森誠監督

 サッカーJ1仙台は29日、前J2長崎監督の手倉森誠氏(53)=青森県五戸町出身=の新監督就任を発表した。かつて仙台を6季率い、在任中に東日本大震災を経験した指揮官に、震災発生から10年となる来季のチーム再建を託す。

 手倉森氏はオンラインで記者会見し「東北が震災に負けていないんだということと、新型コロナウイルス禍で味わった今季の逆境からはい上がる姿を示し、ベガルタ旋風を日本にとどろかせたい」と強調。8年ぶりの再任に「被災地へ(優勝記念の)シャーレを届けるあの時の約束を果たせればいい」と意気込んだ。

 同席したチームを運営するベガルタ仙台(仙台市)の佐々木知広社長は、新監督の条件として(1)J1での指導経験(2)地域への思い入れ(3)経営状況への一定の理解(4)サポーターら多くの人たちの納得感-を挙げ「全てに該当する。新生ベガルタを信頼できる方に率いていただき、大変喜んでいる」と期待を寄せた。

 手倉森氏は2004年にコーチとして仙台入り。08年に監督に就き、翌年にJ2優勝とJ1再昇格を果たした。震災が発生した11年には4位、12年にはクラブ最高の2位に導いた。13年の退任後は16年リオデジャネイロ五輪日本代表監督、18年ワールドカップ(W杯)ロシア大会日本代表コーチを歴任。19年から長崎を指揮し、今季は3位でJ1昇格を逃して退任した。

 仙台は今季、前J2山形監督の木山隆之氏(48)が指揮を執ったが、ホーム未勝利で年間17位と結果が出ずに退任した。新チームは来年1月18日の始動を予定している。

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