ワーケーションを石巻で 空き家を活用した拠点施設誕生

SONOのワーキングスペース

 地方に滞在し、リモートで働きながら現地の観光を楽しむ「ワーケーション」向けの施設が宮城県石巻市泉町に誕生した。空き家を活用したシェアハウス事業に取り組む合同会社「巻組」(石巻市)が古民家を改修して運営している。新型コロナウイルス禍で在宅勤務が広がる首都圏などから利用者を呼び込みたい考えだ。

 施設は寝室2部屋と共用の居間や台所、シャワー室などを備えた「OGAWA」と、デスク作業が可能なワーキングスペースを設けた「SONO」の2棟。どちらも木造2階で、Wi-Fiを整備した。

 OGAWAは築70年以上、SONOは築50年以上でともに20年ほど空き家になっていた。巻組が買い取って改修し、昨年10月にオープンした。既に約30人が利用したという。

 利用者には牡鹿半島での漁業体験やマリンスポーツといった石巻ならではの体験プランを提供するほか、地元住民との交流イベントなどの企画もある。

 巻組は不動産情報サービス「LIFULL」(ライフル、東京)が全国展開するプロジェクトと連携。月2万5000円(税別)の会費で、遠野市や福島県磐梯町を含む全国11カ所の施設を全て利用できる。石巻の施設は1泊3000円で会員以外も利用できる。

 巻組の代表社員渡辺享子さん(33)=石巻市=は「コロナ禍の中、新たな生活様式を考えるクリエーターらに人口減少が進む地方で働くことに目を向けてもらいたい」と話した。

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