ネット介した少年少女の性被害多発 携帯販売店に防止策周知呼び掛け 宮城県警

携帯電話を利用する際の注意点を呼び掛ける電子看板=仙台市青葉区

 インターネットを通じて少年少女が性犯罪に巻き込まれる事件が宮城県内で相次ぎ、県警は警戒を強め、有害サイトを閲覧できなくするフィルタリングを携帯電話に設定するなどの被害防止策の周知を図っている。県警の働き掛けに呼応し仙台市内では、携帯電話販売店が親子連れらの来店客にスマートフォンなどの安全な使い方を呼び掛け、対策に一役買っている。

 仙台中央署は昨年12月7日、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で、泉区の男(40)を再逮捕した。県北部に住む女子中学生(15)が18歳未満と知りながら、県内の男性に紹介し、性的な行為をさせたなどの疑いが持たれていた。

 少女はスマートフォンを使い、インターネットのアプリで男と知り合ったという。再逮捕された男とネット上でつながりを持っていた他の複数の男も、県青少年健全育成条例違反容疑で県警に逮捕された。

 県警少年課によると昨年1~11月、仙台市内を中心に18歳以下の少女23人と少年3人が会員制交流サイト(SNS)や出会い系サイトを介し、性犯罪の被害に遭った。

 危機感を持つ県警は市内の携帯電話販売店などに、インターネットの安全な使い方を広めるよう、協力を求めてきた。

 青葉区の「au SENDAI」は昨年8月から、店内にある電子看板に「『自画撮り』しない送らない」「フィルタリングで自分を守ろう」などの頭文字を取った県警作の標語「じょいふる」を映している。

 平日は30~40組、休日は100組近くが同店を訪れ、卒業や進級を控える12月から翌年3月は親子が増える。急な高額の請求に驚き、相談する保護者もいるといい、森優次副店長(37)は「待ち時間に目に入り、使い方を話し合うきっかけになればいい」と話す。

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