無病息災願う白い煙 検断屋敷で「初いぶし」 宮城・白石

杉の葉を燃やし、屋敷の中に煙を充満させる協議会のメンバー

 宮城県白石市小原の材木岩公園にある県指定有形文化財「検断屋敷」で13日、煙で建物を害虫や腐食から守る「初いぶし」があった。
 管理する小原地区活性化推進協議会の新春行事。青々とした杉の葉をいろりにくべると白い煙が立ち上り、かやぶき屋根や柱、梁(はり)を内側からいぶした。冬季休館中の2月末まで週1回、いろりに火を入れて屋敷を保護する。
 昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、こいのぼりの飾り付けや年4回の祭りを中止した。協議会の岩松義則会長(79)は「一日も早い新型コロナの収束と国内外の皆さんの無病息災を祈った。感染予防策を取りながら、できる限り催事を行いたい」と話した。
 検断屋敷は、江戸時代の宿場で輸送や行政を担った仙台藩検断役の木村家の家屋。市が小原上戸沢地区から移築復元し、2003年3月に公開を始めた。

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