どんと祭、裸参りも新様式 「含み紙」はマスクに

含み紙をやめ、マスク姿で石段を上る裸参りの一団=14日午後4時10分ごろ、仙台市青葉区の大崎八幡宮

 新型コロナウイルス感染が拡大する中、小正月の伝統行事「どんと祭」が14日、県内各地で催された。仙台市青葉区の大崎八幡宮では、恒例の裸参りの様相が変わった。参加は50団体、368人と例年の半数以下に激減し、私語を慎むためにくわえる「含み紙」をやめてマスク姿で参拝した。

 さらしや法被姿の参加者はちょうちんと鐘を手に持ち、寒さに耐えながら石段を上った。境内に到着すると、御神火を囲んで新型コロナ収束や家族の健康、仕事の成功などを祈った。

 鹿島東北支店(青葉区)の松尾雄哉さん(33)は「裸参りは7回目の参加になるが、やはり気持ちが引き締まる。現場の安全と、今年は仕事が増えることを祈願した」と語った。

 「とんかつ処岩松」(青葉区)の店主岩松太樹(だいじゅ)さん(29)は「新型コロナが収束し、客足が戻って、飲食業界全体が再び上向くように祈った」と明かした。

 今年の裸参りは感染リスクを避けるため、企業を中心に参加の見合わせが相次ぎ、昨年の130団体、2596人から大きく減少。例年よりも少人数で参拝する団体が少なくなかった。

 大崎八幡宮は、参加者が口にする神酒用の杯の使い回しをやめ、素焼きの杯を一人ずつに配り、使用後は持ち帰ってもらうなど対策を講じた。境内には例年、100店ほど屋台が立ち並ぶが、県内の露天商に限定し、約40店が軒を連ねた。

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