福島市が「子ども条例」施行へ 初の「ですます」調、原発事故で減った子育て世代守る

 福島市は21日、「市子どものえがお条例」の中間案を公表した。5章24条で構成され、子育てに関する基本理念、行政や地域社会の役割を明記した。2月22日まで意見公募(パブリックコメント)を実施し、2021年度中の施行を目指す。
 18歳以下を「子ども」と規定し、市全体で子育てを支援する市民意識の醸成を目指す。市は安心して遊び学べる居場所を整え、保護者の交流の場もつくる。地域社会には、犯罪や虐待から子どもを守るための見守り活動を求める。
 子どもから高齢者まで分かりやすいよう、市条例で初の「ですます調」を採用した。前文も「子どもは将来の主人公であり、地域の宝です」などと平易な表現でつづっている。
 東京電力福島第1原発事故で、子育て世代が市外に避難したことも条例制定のきっかけになった。
 木幡浩市長は21日の定例記者会見で「子育て世代が少ない現状は市の将来にとって大きな危機。条例を通して子育て世代が住みたいと思ってもらえる福島をつくりたい」と語った。

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