秋田県人口94年ぶりに95万人割れ 減少幅が拡大

 秋田県の今月1日現在の推計人口は94万8964(男44万6395、女50万2569)となり、戦後初めて95万人を割り込んだことが25日、県の人口流動調査で分かった。前年同月比で1万3821人減少した。95万人を割り込むのは1927年以来94年ぶり。
 県の人口と社会・自然動態の推移はグラフの通り。2013年以降は毎年1万3000人超のペースで減り続け、17年には100万人を割り込んだ。
 出生数から死亡数を引いた自然動態は前年同月比で1万903人減(出生4512人、死亡1万5415人)、転入数から転出数を引いた社会動態は2918人減(転入1万1648人、転出1万4566人)だった。
 社会動態は20年が2910人減で01年以来19年ぶりに減少幅が3000人を下回るなど改善傾向にあるが、自然動態はマイナス幅が年々拡大し、17年以降毎年1万人以上減っている。
 県あきた未来戦略課の担当者は「新型コロナウイルス感染拡大で高校生の県内就職志向が強まるなど地方回帰の流れが見られる一方、若者全体の県外流出には歯止めがかからず、出生数の低下と転出超過が続いている」と分析する。
 県は本年度、テレワークなど新しい働き方を活用した人材誘致策に着手。移住定住者の増加や、都市部に住みながら定期的に地方を訪れる関係人口の創出を目指している。
 佐竹敬久知事は「社会減はコロナ禍で縮小しており、地方回帰の流れをどう維持するかが課題だ。好機を逃さないよう取り組みたい」と話した。

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