宮城県大崎市内に設置され、市によって2021年度以降に解体、撤去される方針が示された蒸気機関車(SL)3両について、保存を求める市民団体「陸羽東線シゴハチ歴史保存会」が2月7日、市内で初の意見交換会を開く。「次世代に地域の宝を受け継ぐ方策を探りたい」と住民や鉄道ファンらに参加を呼び掛ける。
会は昨年10月、代表を務める市内の会社員大場正明さん(33)らが発足させ、約10人が所属する。意見交換会では3両のSLが設置された経緯や、車体を塗り直すなどして保存に取り組む他地域の事例を紹介する。
大場さんは「寄付を募ったり助成金を活用したりして修繕費を集め、車体の劣化を食い止めることは十分に可能だ」と訴える。
解体予定のSLは、同市鳴子温泉のJR中山平温泉駅前、岩出山の城山公園、西古川駅近くの西古川児童遊園に設置されている。いずれも昭和期に小牛田町(現美里町)と新庄市を結ぶ陸羽東線で旅客や貨物の輸送に活躍した「C58形」。
電気機関車への更新が進んだ1973、74年にSLを惜しむ声が広がり、旧国鉄から大崎地域の自治体に無償貸与された。
国内各地では公園などに500両以上のSLが残る。老朽化した車両の解体が進む一方、鉄道ファンらが資金を集めて修復や塗装を担い、地域のシンボルとして復活させた例もある。
仙台市青葉区の西公園にあるSLは公園再整備の一環として屋根が取り付けられ、市民有志の保存会が清掃などを担う。
意見交換会は午後1時半、古川保柳の西古川地区公民館で開く。参加無料。予約不要。連絡先は大場さん090(7324)2186。
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