特産古代米でおにぎり 「多賀城浪漫」東北4県で販売へ

試食会で「多賀城浪漫」を試食する市職員たち
古代米を使い、プチプチの食感が楽しめる「多賀城浪漫」

 宮城県多賀城市の特産品である古代米を使用したおにぎり「多賀城浪漫(ろまん)」が誕生した。みそ製造「みそらの郷」(宮城県多賀城市)と食品卸「かね久」(仙台市)、米加工食品製造・販売「ボン・リー宮城」(同県利府町)の3社で共同開発。ドラッグストア大手のウエルシアホールディングス(東京)の青森、秋田県を除く東北4県の店舗で2月4日から販売される。

 おにぎりは、県産のひとめぼれ9に対し、同市産の古代米1の割合を混ぜて炊いた。味付けは塩のみで、古代米本来の味が引き立つ。

 使用する古代米は紫黒米と赤米、緑米の3種類のブレンド。古代米は白米と比べてミネラルやビタミンが豊富と言われる。紫黒米はポリフェノール、赤米はタンニン、緑米はクロロフィルを含むのが特長だ。

 同市の古代の遺跡からは「黒舂米(こくしょうまい)」と書かれた木簡が出土している。商品名の「多賀城浪漫」は、古代東北の中心地だった多賀城が誇る歴史にロマンを感じてもらいたいという思いで命名された。

 みそらの郷代表の加藤真崇さん(38)が古代米を栽培し、ボン・リー宮城の利府町の工場で製造。両者をカネ久がマッチングし、商品の開発に至った。

 25日に市役所で試食会があり、市職員ら15人が参加。職員からは「もちもちでプチプチした古代米の食感が楽しい」「鮮やかなピンク色で晴れの日に食べたい」など声が上がった。深谷晃祐市長は「栄養価が高く、免疫力アップにもつながりそうだ」と述べた。

 加藤さんは「多賀城市では特産品が定着せず、長年にわたって苦労してきた。東北4県での販売は大きな一歩。今後は販路の拡大を目指したい」と話した。

 ウエルシアのいわきエブリア店(いわき市)を除く東北4県の80店舗で販売する。販売予定価格は127円。

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る