大崎市鳴子温泉で計画中の六角牧場風力発電事業に関して、環境アセスメント手続きの一つ、県環境影響評価技術審査会(会長・平野勝也東北大災害科学国際研究所准教授)が2日、県庁で開かれた。平野会長は「鳴子温泉郷の景観に大きな影響を与えてまで、やらなければいけない事業なのか」と事業者側に計画の見直しを強く求めた。
審査会は昨年7月31日も開かれた。日本有数の観光地の鳴子温泉に立地するため、景観担当の平野会長は「影響を回避できない場合は、ゼロオプションも含めて計画の見直しを行うこと」と事業中止の可能性を含めた再考を求めていた。
2日の審査会では事業者が前回指摘を受け、風車を当初の24基から20基に減らし、景観への影響を低減したと強調。合成写真で鳴子の観光地など5ヵ所で、どう風車が見えるか説明した。平野会長は「計画地は平らで緩やかな地形で、風車の配置を換えても軽減措置は取れない。風力発電に一番似つかわしくない場所だ」と指摘した。
六角牧場風力発電は、市民風力発電(札幌市)などが事業目的会社「川渡風力発電」を設立し、大崎市と栗原市にまたがる東北大川渡フィールドセンターの牧場跡地に計画。高さ最大200メートルの風車を最大20基設置する。最大出力は7万キロワットで、2025年度末の運転開始を目指す。
審査会では地形の専門家が「計画地の鬼首カルデラは貴重な地形。改変を避ける努力を」と求めた。メンバーの東北大名誉教授から「川渡は多くの学生が学び、卒業生にも親しまれている。そこに作っていいのか」という意見も出た。
六角牧場風力発電は、環境アセスメントの第2段階に当たる「環境影響評価報告書」の縦覧を終え、8日まで住民意見を受け付けている。県は審査会の答申を受け、経済産業省に知事意見を出す。
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