コロナで中止の奇習「カセ鳥」、企画展で伝統つなぐ 山形・上山

カセ鳥で使うケンダイなどが展示された会場

 山形県上山市に伝わる奇習「カセ鳥」をテーマにした企画展が、同市図書館で開かれている。毎年2月11日にある恒例行事が新型コロナウイルスの感染拡大で中止となり、伝統を絶やさないため急きょ企画した。

 カセ鳥は、「ケンダイ」と呼ばれるわらみのをかぶった男女が「カッカッカー」と奇声を発しながら街を練り歩き、商売繁盛と防火を願う旧正月の民俗行事。企画展には実際に使用したケンダイ、手に持つまとい、以前の写真などが並ぶ。カセ鳥の由来として「稼ぎ鳥」「火勢鳥」「加勢鳥」の諸説を紹介するコーナーもある。

 今年は11日に神事のみ執り行われ、カセ鳥が巡る光景は見られない。市図書館の担当者は「中止になった分、カセ鳥をより深く知る機会にしてほしい」と語る。企画展は3月22日まで、無料。毎週水曜休館。

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