東日本大震災から10年を前に、仙台市若林区のせんだい3・11メモリアル交流館で10日、企画展「わたしは思い出す 10年間の子育てからさぐる震災のかたち」が開幕する。市在住の30代女性がつづった育児日記などを基に、日常と同時にあった震災を振り返る。
企画したのは、全国でアーカイブ・プロジェクトを手掛ける大阪市の松本篤さん(39)。仙台市のかおりさん(仮名)の育児日記や手帳を読み、震災体験や子育ての歩みを本人に聞き取って展示の着想を得た。
かおりさんは震災前の2010年6月11日、第1子の長女を出産した。展示はこの日を起点に毎月11日を「わたしは思い出す、○○を」の短文で振り返る形式。来場者は短文の意味や背景を説明する文書を手に、10年余りの年月をたどる。
出産後、宮城野区蒲生に一軒家を購入したかおりさん夫婦。自宅で巨大地震に見舞われ、生後9カ月の長女を連れ、夫と内陸部の友人宅に避難した。新居は津波で浸水被害に遭った。
この日の短文は「わたしは思い出す、14時7分を」。名取市で紙おむつを買い、もらったレシートに記録された時刻という。説明文には「もう少し買い物を続けていたら、どこかで津波に遭っていたと思います」とある。
展示はまだ5年分。4月中に今年3月11日までの歩みが完成する。
松本さんは「1人の女性が育児と震災をどう見たか、この歳月をどう振り返るかが見どころ。来場者もいろいろな事柄を思い出してほしい」と話す。
企画展は午前10時~午後5時。6月13日まで。入場無料。連絡先は交流館022(390)9022。
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