突き上げるような激しい揺れの中で、脳裏にあの日の記憶がよぎる。東日本大震災から間もなく10年を迎える東北を13日夜、再び強い地震が襲った。「また被害が出なければいいのだが」。震災被災者らが緊張の夜を過ごした。
最大震度6強を観測した相馬市の五十嵐ひで子さん(73)は「本棚が倒れたり仏壇が傾いたり、家の中がめちゃめちゃだ。東日本大震災時より揺れがすごく、木造の家がミシミシいうので危険を感じて外に飛び出した」と、おびえた様子で語った。
名取市の無職柿沼基子さん(51)方では、台所の食器棚から食器が床に落ちるなどした。「地震の揺れがどんどん強くなり、震災規模の地震がまた来たかと思った。津波の心配がなく一安心したが(震災の教訓を)忘れてはいけないんだと思った」と話した。
震災の津波で自宅が被災した陸前高田市の市議佐々木一義さん(68)は「10年前のシーンがよみがえり『またか』と不安になった。津波がなくてほっとした」と安堵(あんど)。宮城県南三陸町の町職員菅原昌孝さん(60)は「自宅でテレビを見ている時に1分半くらい激しく揺れた。町は震度4だったが震度以上の揺れだった」と振り返った。
仙台市青葉区のMEGAドン・キホーテ仙台台原店では棚から大量の商品が落下。通常午前2時の閉店を午前0時前に早めた。閉店直後に来店した東北大大学院2年の清水基成さん(24)は「学生寮で暮らしている。もし物流が止まったらと思い、最低限の食料などを買いに来た」と困惑した。
地震発生直後のJR仙台駅周辺は、帰途に就けない利用客らでごった返した。宮城県利府町に帰宅途中の会社員叶内栄治さん(72)は「構内が大きく揺れ、思わず柱に寄り掛かった」とおびえた様子で語った。
震度6弱を観測した福島市のタクシー運転手の男性(56)は「車の中でも分かる激しい横揺れだった。市内は停電していたり木が倒れたり、瓦が落ちたりしている所がある」と話した。
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