石灯籠倒壊、駅の天井崩落 宮城各地に被害 土砂崩れも相次ぐ

強い揺れで崩れた瑞鳳殿の石灯籠=14日午後1時15分ごろ、仙台市青葉区霊屋下
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 最大震度6強を記録した宮城県内では激しい揺れによる建造物の倒壊や損壊が相次ぎ、14日には斜面の崩落なども確認された。
 仙台市青葉区では仙台藩祖伊達政宗の霊廟(れいびょう)「瑞鳳殿」で、多数の石灯籠が倒れ、管理する公益財団法人瑞鳳殿が観覧を中止した。1979年再建の本殿自体に目立った被害はなかった。石灯籠は東日本大震災時にほとんど倒壊し、石を積み直すなどして修復した。
 震度6強を観測した蔵王町では、江戸期築の国指定重要文化財「我妻家住宅」で前蔵の白壁が大きく損傷するなどした。白石市の白石城は天守閣に相当する三階櫓(やぐら)で、外壁や内壁に亀裂が入り一部が剥がれた。
 震災の災害公営住宅にも被害が出た。太白区のあすと長町第2市営住宅では14階廊下の継ぎ目部分が抜け落ち、市は13、14階の一部廊下を立ち入り禁止とした。
 公共施設の被害も目立った。七ケ浜町のアクアリーナは体育館の照明約20基が落下し、ドアや窓のガラス約10枚が割れた。塩釜市では壱番館庁舎で水漏れが起き、市民図書館や遊ホールが休館。浦戸諸島の寒風沢島の岸壁が約10センチ沈んだ。
 青葉区の市青葉体育館は天井の断熱材16枚が脱落、剣道場のスプリンクラーの水道管も壊れ水浸しとなった。職員が断熱材の改修や水の拭き取りなどに当たった。仙台国際センターではホールの天井材や空調ダクトが落下するなどした。
 交通インフラも影響を受けた。柴田町のJR船岡駅では駅舎2階の天井の一部が落下したが、けが人はなかった。白石市の国道113号小原トンネル付近で崖崩れ、同市の鎌先温泉付近の県道南蔵王白石線で土砂崩れがそれぞれ発生。ともに一時通行止めとなった。
 山元町では山下中の体育館の窓ガラスが割れたほか、住宅の屋根瓦の落下が続出。村田町は家屋のガラスなどが割れた世帯向けに災害ごみ置き場を設けた。
 商業関係では、角田市中心部の酒店で棚から落ちた酒瓶が床に散乱し、冷蔵庫内の棚が倒壊。東松島市矢本のヨークベニマル矢本店では天井板の一部が落下した。

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