予診票、ワクチン接種券に同封できず 仙台市「間に合わぬ」

仙台市議会議事堂

 仙台市は17日、新型コロナウイルスワクチンの接種で、65歳以上の高齢者に3月下旬ごろ事前送付する接種券に、予診票を同封できないと明かした。国によるモデル書式の公開が16日で、印刷と封入を急いでも4月の接種開始に間に合わないという。かかりつけ医や集団接種会場で体調確認に手間取り、予診から接種まで「1人3分」との見込みが延びる可能性もある。

 市議会2月定例会一般質問の答弁で、舩山明夫健康福祉局長が説明した。市によると、接種券の印刷と封入は2月上旬に作業を始めた。これから予診票を印刷・同封するとなると、二度手間になり、接種券の発送時期にも影響するという。

 善後策として、予診票を市ホームページに載せるなどして、接種者に事前の印刷・記入を要請する案などを検討している。ただ、予診票を持参せず接種会場を訪れ、基礎疾患や服用薬の把握に手間取るケースは避けられないとみられる。

 市内の高齢者は25万8831人。ワクチンは原則3週間の間隔を空けて2回接種する必要があり、市は1日最大8000人に接種する態勢を目指す。1人当たりの予診や接種にかかる時間が延びれば、想定の見直しを迫られる恐れもある。

 舩山局長は答弁で「当初、国から3月半ばまでに接種券を発送するスケジュールが示され、それに合わせて作業に着手した」と理由を説明。「接種会場の混雑防止に向け、可能な対策を検討していく」と述べた。

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