刈田病院の運営組合「解散に向け協議」 宮城3市町長が確認

 公立刈田総合病院(宮城県白石市)を運営する白石市外二町組合を解散し、市立病院として公設民営化を検討する方針を巡り、管理者の山田裕一市長と副管理者の村上英人蔵王町長、小関幸一七ケ宿町長は18日、解散に向けて協議することを確認した。山田市長が3日の組合議会で方針発表後、解散の合意の有無や進め方などで2町長と認識のずれが生じていた。

 同日、病院内で約4時間開かれた非公開の正副管理者会議後、記者会見した。山田市長は「1日の協議で解散の提案を受け、否定的な意見が出なかったため3者で合意したとの認識だったが、両町長は正式な合意はないとのことだった。職員や財産など、さまざまな協議課題があることを共通認識として捉えることができた」と述べた。市議会2月定例会への組合解散に関する議案提出は見送るという。

 小関町長は「県との協議や住民説明を行い、関係者の理解を得られた段階で解散の合意をしたい。コミュニケーションや調整が不足していたが、今後は3者合同で発表し、市民や町民が混乱しないようにしたい」と話した。村上町長は「発言に食い違いはあったが、市立として病院を守るという山田市長の熱意は尊重したい。仙南医療圏やみやぎ県南中核病院(大河原町)との連携プランへの影響も検討するべきだ」と述べた。

 正副管理者会議は今回から議事録を残して公表する。実務者の作業部会は3月末か、4月に始める見通し。

 正副管理者会議の前に、「公立刈田総合病院の今後を考える白石市職員有志の会」が、196人分の署名を添えて組合解散へのスケジュール明示や公設民営化できる条例改正の要請書を山田市長に提出した。

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る