聖子さん、重責頑張れ 五輪組織委新会長で祖父母出身地から応援

大崎市の祖父の本家を訪問し、記念撮影した橋本氏(左)。後列右が日出雄さん=1996年9月

 「聖子さん、何とか頼みます」。18日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長に就任した橋本聖子氏(56)は祖父母が宮城県大崎地域の出身で、北海道に渡って牧場を営んだ。酪農事業などを通じて橋本家と交流を続けてきた大崎市の関係者や親類からは、重責を担う橋本氏に祈るような声が上がった。

 「難しい仕事を引き受けて、オドゲデネエ(大変な)ことだ」

 旧三本木町(現大崎市)の町長を務めた佐藤武一郎さん(91)は方言を交え、複雑な表情を浮かべる。

 橋本氏の祖父は宮城県加美町で生まれ、旧三本木町出身の祖母と結婚して北海道に渡った。安平町で橋本牧場を経営した父の善吉さん(2020年10月死去)は牛の仲買や競走馬の育成で名を上げた。

 佐藤さんらは昭和30年代、酪農の振興に取り組み、北海道から乳牛を導入する際、橋本家の協力を得た。橋本氏が1995年、参院議員となって以降、祖母の墓を案内したり参院選を応援したりして交流してきた。組織委会長就任について「新型コロナウイルス問題などで難しい判断を迫られるだろう。頑張ってほしい」と願う。

 橋本氏は96年以降、祖父の本家がある大崎市古川を数度訪問した。本家を継ぐ農業橋本日出雄さん(71)は「新会長は引き受けない方がいいと思っていた」と心配そうに本音をのぞかせた。

 伊藤康志大崎市長は県議時代、参院選に初出馬した橋本氏の選挙カーに乗って応援した。「大崎市は橋本さんにとって第二の古里。五輪の成功を私たちも精いっぱい応援する」と語った。

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