「五所川原立佞武多」今年こそ コロナで中断の制作再開

制作が再開された「暫」の腰の部分。パーツを組み合わせると高さは20メートルを超える
骨組みに張り付けられた和紙に色を塗る鶴谷さん

 青森県五所川原市の観光施設「立佞武多(たちねぷた)の館」で、新型コロナウイルスの影響により中断していた新作の大型立佞武多「暫(しばらく)」の制作が、約9カ月ぶりに再開された。7月ごろの完成を目指している。
 暫は昨年8月の「五所川原立佞武多」への出陣を想定して2019年11月、制作が始まった。新型コロナの影響で祭りの中止が決まったことに伴い、昨年5月に作業をやめていた。
 歌舞伎の演目を題材にした新作は、パーツを組み立てて完成すると高さ約22メートルになる。骨組みに和紙を張り付けるなど、中断時点で7、8割ほど作業が進んでいた。制作者である市観光物産課の技能技師鶴谷昭法さん(38)が2月上旬から、色付けに筆を走らせる。
 鶴谷さんは「中断している間、日焼けによる和紙の変色が一部あったものの、問題はなさそう。ただ中断がこれ以上長引くと仕上がりを保証できなかった」と作業再開を喜んだ。
 今年の祭り開催の可否は決まっておらず、暫がデビューできるかどうかは分からない。鶴谷さんは「どういう形であれ、お披露目の機会はあると信じている。例年より時間的な余裕ができたので、出来栄えに期待してほしい」と話した。

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