葬儀の「新様式」提案 山形の葬祭会社、オンラインサービス開始

新サービスで葬儀の専用ページを示すスタッフ

 山形県内で「平安典礼」のブランド名で葬祭場を運営するジョイン(山形市)は、訃報案内から香典返しまで葬儀の全てをオンラインで完結できるサービスを始めた。新型コロナウイルスの感染拡大による移動自粛や「密」を避ける取り組みが続く中、新たな形の葬儀として周知と定着を目指す。

 新サービスの名称は「スマートセレモニー山形」で、先行する埼玉県の冠婚葬祭業者から提供されたシステムを応用。自社で昨年11月に始めた葬儀のライブ配信サービスを拡充した。

 電子メールなどで送った訃報案内の中のメールアドレスやQRコードをパソコンやスマートフォンなどで読み込むと、喪主専用のページにアクセスできる。弔問者は香典や献花の費用をクレジットカードで決済でき、記録は芳名帳として残る。香典の金額に応じ、ブランド米「雪若丸」や山形牛の加工品、そばなど山形の名産品を含めた返礼を選んで受け取れる。

 葬儀の模様はライブ配信されるほか、アーカイブ(保存記録)として後日の視聴も可能。喪主ら遺族によるあいさつの動画や故人の思い出を振り返るメモリアルムービーなどの配信もある。

 サービスの利用は無料。武田良和代表は「最期の別れの場に参加できない心理的負担は計り知れないものがあると痛感している。コロナ収束後も見据え、居住地の遠さや高齢、入院中などの理由で参列の都合がつかない方に、新しい弔問、会葬の形を提案したい」と意義を語った。

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