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災害と仙台 江戸時代・天保の古文書から(2)飢饉 人心すさみ疫病流行

 「仙台の城下町近くの村、遠くの村、山沿いの村に住んでいる人々は、手段に尽き果て、餓死者がおびただしい」

 仙台に店を出していた近江商人中井家の「天保七申酉飢餓日記」に、1833(天保4)年の仙台藩内の様子が描かれている。秋田、津軽などは収穫が皆無、仙台で2分作の凶作だった。

 「天明の飢饉(ききん)」…

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