「復興研究を未来の力に」 震災10年で東北大がシンポ、環境・感染症対応組織発足へ

シンポジウムの後、新たな研究組織について発表する大野総長(右)と原副学長

 東日本大震災の発生から10年の節目に合わせ、東北大は5日、オンラインでシンポジウムを開催した。原信義副学長が災害復興研究の成果を紹介し、新年度から震災復興のほか、環境問題や感染症に対応する新組織「グリーン未来創造機構」を発足させる方針を明らかにした。

 原副学長は災害科学、未来型医療など八つの重点プロジェクトを中心に研究を進めた東北大の災害復興新生研究機構について、「プロジェクトの多くは課題解決型の取り組み。復興の先にある未来の力になった」と評価した。

 新年度に機構を改組して新組織を発足させ、国連の持続可能な開発目標(SDGs)や、脱炭素社会の実現などを目指す方針も説明した。

 大野英男総長も講演し「東北大が震災後の10年かけて積み上げた基盤を、未来社会の実現に役立てたい」と強調した。

 シンポでは、ひょうご震災記念21世紀研究機構(神戸市)理事長の五百旗頭真氏らによる基調講演などもあった。内容は東北大のホームページで11日まで公開される。

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