経験や教訓、後世に 仙台防災フォーラム開幕

オンラインで会場と結び、基調講演する由木氏=6日午前、仙台市青葉区の仙台国際センター

 東日本大震災の経験や教訓を伝承し、防災・減災につなげる「仙台防災未来フォーラム」(仙台市主催)が6日、仙台市青葉区の仙台国際センター展示棟で開幕した。「東日本大震災から10年 よりよい未来のために」をテーマに2日間、シンポジウムや82団体による発表・展示が行われる。

 初日は「復興施策の評価と次の10年への展望」と題したシンポジウムが開かれた。復興庁の由木文彦事務次官が基調講演し、約130人を前に被災3県の復興状況と課題を解説した。

 由木氏は10年間の震災復興の教訓として「ボランティアや企業など多様な主体が柔軟に活躍できるよう考えることが必要。ハード面のダメージが甚大でも、住宅再建とともに見守りを行うなどソフト面も同時に対応すべきだ」と指摘した。

 続いて「住まいとインフラの復旧・復興」がテーマのセッションもあり、復興庁と東北地方整備局、宮城県、仙台市の担当者がインフラ復旧、防災集団移転の取り組みを振り返った。

 郡和子市長は主催者あいさつで「これから起こり得る災害に対応していくため、震災の経験、教訓を広く内外、後世に継承することは被災地に生きる私たちの責務だ」と強調した。

 7日は自治体、市民団体、企業、大学などによる発表やブース出展、ワークショップが予定される。

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