閉じる

社会の行方(3)防災/「自分で命守る」前面に

 あの日、自然の猛威が「防潮堤神話」を打ち砕いた。

 東日本大震災の津波が高さ6・4メートルの防潮堤を越えた岩手県大槌町の安渡(あんど)地区は、人口の1割を超す217人が亡くなった。

 安渡町内会長の佐々木慶一さん(59)は「防潮堤があるから大丈夫と考え、避難が遅れた人が多かった」と悔やむ。

 造り直され…

関連リンク

関連タグ

最新写真特集