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「高田の医療を崩壊させない」 壊滅した街で鬼となった院長

 毎朝のジョギングは、高台の新市街地からスタートする。次第に海原が目の前に広がる。

 「時々、ふと嫌な気分に襲われる」

 陸前高田市の医師石木幹人さん(73)は、東日本大震災の津波で妻たつ子さん=当時(57)=を失った。青森市の浅虫温泉で生まれ、慣れ親しんできた海。突如牙をむき最愛の人を奪った海。心は揺…

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