東北楽天に8季ぶりに復帰した田中将が、11日で発生から10年となる東日本大震災への思いを語った。米大リーグに移籍してからも被災地の小学校訪問などの支援活動を続け、被災者と今も向き合っている。
-この10年間で震災への関わり方や心境に変化は。
「変化はない。このことについては、長く闘っていかないといけない。僕自身オフシーズンはそういう何かしらの場を持たせていただいて、一緒に何かをやっている。そこに対する思いは変わらない」
-地震発生当時、(田中将は)横浜への移動中で、チームと共に仙台に戻ったのは約1カ月後だった。
「(仙台が)どういう状況になっているのか分からなかった。自分の家のこともあったし、チームには家族がいても帰れないという人もいて、なかなか野球に集中するのは難しい状況だった。こんな状況になっている中で、野球を本当にやっていていいのかという気持ちはずっとあった」
-迎えた4月29日の本拠地開幕戦は1失点で完投勝利を収めた。
「仙台の開幕を迎えるのには少し時間はかかったけど、ファンの方々もたくさん見に来てくださった。『何としても絶対に勝たないといけない試合だな』と思って投げた。自分にとって印象的な試合の一つというのは間違いない」
-震災を知らない子どもが増えてきた。風化させないために必要なことは。
「まだ完全に復興したわけではないし、東北にいれば身近には感じる部分はあると思う。ただ、発信し続けないと、違う地域に住んでいる子たちは分からないだろうし、知らないことはたくさんあると思う。オフシーズンに今まで僕もできる限りのことはやってきた。発信していくことで何か意味があるんじゃないかと思って続けている」
-震災10年の年に復帰。自らにかかる期待や使命をどのように感じているか。
「周りの皆さんが期待してくださっているところはあると思う。そこの期待を超えていくのが、選手として必要なことだと思っている。自分のできることは一試合一試合、一球一球しっかりと投げ、チームの勝利のために貢献していくこと。自分のできることをやる。それをやっていくことで、皆さんの期待と結果が直結していくと思う」
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