宮城知事「対応能力超えている」 国に保健師ら派遣要請

「このまま行くと大変なことになる」と急激な感染再拡大を危惧する村井知事

 宮城県内の新型コロナウイルス新規感染者が過去最多の107人に達した17日、村井嘉浩知事は県庁で報道陣の取材に応じ、PCR検査や感染状況の分析に当たる保健師らの派遣応援を国に要請したことを明らかにした。「仙台の保健所は(対応)能力を超えている。緊急事態宣言になりかねない」と述べ、仙台市内の急激な感染再拡大に危機感をあらわにした。郡和子市長らと18日に緊急共同会見を開き、今後の対応を説明する方針。
 村井知事は仙台市の保健所の状況について「青葉区は全く手が回らない。全国から人員を集めたい」と強調。菅義偉首相から「宮城は大変な状況になっている」と電話があったと明かし、「(応援が来るまで)県で補う」と語った。
 患者数の急増には「仙台市が核になっている。その他の地方も仙台由来の感染が多い」と分析。マスクを外した飲食店での会食が「感染の火種の可能性がある」として、詳細な現状分析に向けてPCR検査の在り方を再考する考えも示唆した。
 酒類提供店への時短営業要請を再び行うかどうかは「かなり景気が冷え込んでおり、相当慎重に判断しなければならない」と説明。「協力金も限られ、実効性を見極める必要がある。具体的検討には至っていない」と述べた。

河北新報のメルマガ登録はこちら
先頭に戻る