「変異株入ってきた可能性を懸念」 宮城県医師会長

急速な感染再拡大に危機感を示した佐藤会長=仙台市青葉区の宮城県医師会館

 宮城県内で17日、新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多の107人確認された。佐藤和宏県医師会長は河北新報社のインタビューに対し、感染者がさらに増えた場合、政府に緊急事態宣言を要請する必要性に言及した。(聞き手は報道部・相沢みづき)

 -県内の新規感染者が初めて100人を超えた。
 「ここ2、3日の状況を見て、さらに増加するようであれば、緊急事態宣言を要請する必要も出てくる。医療体制だけでなく、経済社会活動にも影響してくる。自分の身は自分で守ってほしい」

 -厚生労働省のまとめでは、人口10万人当たりの感染者数が全国で最悪の水準。なぜ感染が急速に再拡大したのか。
 「正直分からない。不気味だ。感染力が強い変異株が入ってきた可能性を懸念している。政府は陽性検体の5~10%で変異株があるかどうか検査するよう自治体に要請している。県医師会は少なくとも5割以上調べるよう県に求めた」

 -飲食店への時短営業要請の解除、「Go To イート」のプレミアム付き食事券の販売再開が悪化の原因と指摘されている。
 「気の緩み、コロナ疲れを含めた複合的な要因だと思う。時短要請を解除する時に、時間を段階的に短くするなど、慎重に対応すべきだった」

 -県内で確保したコロナ病床の使用率は17日午後3時で25・4%と余裕がある。
 「病床が逼迫している状況ではないが、感染拡大が続けば、医療体制はすぐに危うくなる。入院・療養先調整中の感染者も多くなり、家庭内感染や容体の急変も心配だ」

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