宮城で変異株初確認 新規感染は再び100人台

 宮城県は19日、新型コロナウイルスの感染者1人から、英国型の変異株を検出したと明らかにした。県内での確認は初めて。県と仙台市は10歳未満~90代の男女100人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの人数としては過去2番目に多く、17日以来の3桁となった。

 県によると、変異株が検出された感染者は3月上旬に発症。海外滞在歴や不特定多数との濃厚接触はなかったが、発症前14日間に首都圏滞在歴があった。県の担当者は「県内で感染した可能性は低い」との見解を示した。検体は国立感染症研究所に送り、ゲノム検査で確定する。

 県は陽性検体の変異株検査を先週末までに242件実施し、全て陰性だった。検査を進めた結果、18日夕方に変異株を確認した。

 19日発表の新規感染者の内訳は仙台市79人、多賀城市3人、塩釜市、名取市、利府町、大郷町、松島町が各2人、富谷市、大崎市、登米市、石巻市、東松島市、亘理町、大和町、県外が各1人。現時点で58人(58・0%)の感染経路が分からない。

 仙台市は滞在者2人の陽性が判明し、濃厚接触者が特定できない恐れがあるとして、青葉区国分町2丁目のキャバクラ「女神」の店名を公表した。別の接待を伴う飲食店でも従業員3人の感染が分かり、業種・業態を発表した。

 若林区のカラオケ喫茶「ブロードウェイ」は感染者が18人に増加。既に業種・業態を公表した接待を伴う飲食店2店舗でも、それぞれ10人、4人となった。太白区介護保険課、同区の富沢みなみ保育園でも各1人の感染が確認された。

 午後3時時点の県のまとめ(仙台市発表分を除く)によると、県内の療養者は545人。うち入院中は79人で、確保した病床241床の32・8%を占めた。重症者は1人減って3人。累計感染者は4490人(仙台市内は2904人)。うち3839人が既に退院・療養解除となった。

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