「感染拡大を断ち切るため決断」 宮城知事と市長が共同会見

仙台市全域の酒類提供店に対する時短営業要請の必要性を強調する村井知事や郡市長ら

 新型コロナウイルスのリバウンド(感染再拡大)で、仙台市全域の酒類提供店に時短営業を再要請することが決まった21日、村井嘉浩知事と郡和子市長は宮城県庁で共同記者会見を開き、「感染拡大を断ち切るための重い決断だ」と強調した。仙台圏の病床逼迫(ひっぱく)が迫っているとの認識を繰り返し、「医療崩壊が現実になりかねない」と理解と協力を求めた。

 県と市が18日に独自の緊急事態宣言を出して以降、県民の行動が変わっていないとの指摘に対し、村井知事は「先頭に立って深刻さを訴える」と断言。宣言と同時に時短要請しなかった点を問われると、「当初から確保病床の使用率が(感染状況を示す)ステージ3に近づいたら検討に入るとしていた」と述べた。

 郡市長は地域経済への影響を念頭に「(時短要請を)何とか回避する道を探ったが、収束の兆しがない」と決断の理由を説明。「事業者の協力なしで感染の連鎖を断ち切るのは到底無理だ」と訴えた。

 厚生労働省の支援で、感染経路不明者の調査が進みつつある。郡市長は「軽々に言えないが、若い人の調査に苦労しているのは事実だ」として、保健所の調査への協力を呼び掛けた。

 県市町村長会議の終了後、村井知事は時短要請に非協力的な店について言及。「命より利益を大切にするということだろう。県民には、そういった店に足を運ばないとの思いも持ってほしい」と語った。

 県は22日、時短要請の電話相談窓口022(211)2332を開設する。午前9時~午後5時。

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