町の魅力をラジオで発信 仙台・荒町小6年が総合学習で番組制作

ヘッドホンを付け、収録に臨む児童=仙台市若林区の荒町小

 仙台市荒町小(若林区、児童490人)の6年生が、総合学習で地元・荒町の歴史や魅力を調査した成果を21日、コミュニティーFMのラジオ3(同区)で発表した。「荒町小RADIO」と題した約2時間の特別番組で、児童67人は14グループに分かれて収録に臨み、地域の歴史や商店街のスポットなどを紹介した。

 同校は昨年秋、総合学習のテーマを「荒町」に設定した。児童は4、5人ずつのグループとなり、11月下旬から地域住民や商店などを「取材」。江戸時代末期の荒町の土産物「回文団扇(うちわ)」や毘沙門天の歴史、商店街のおいしい店などを調べ、発表台本にまとめた。

 番組収録は今年1月下旬に始まり、1グループ3~10分ずつ学習成果を発表した。児童の掛け合いで話を進めたり、クイズ形式にしたり、リスナーが興味を持つようそれぞれ工夫した。

 2月26日に同校であった最後の収録には5グループが参加。やや硬い表情でマイクの前に座った嶋田凱仁(かいと)君(12)は「発表の途中で緊張が解け、楽しむことができた」と笑顔で話した。

 荒町小6年生の総合学習は例年、児童が地域の企業で職業を学ぶ「弟子入り体験」を実施する。だが、新型コロナウイルスの影響で、不特定多数と接触する可能性を排除せざるを得ず今年はやむなく中止した。

 事情を知ったラジオ3を運営する仙台シティエフエムの担当者が「短時間の取材で地域の魅力を伝える番組制作」を学校に提案し、コラボ企画が実現した。佐藤潤一校長は「子どもたちが成長できる場をラジオ局、地域の方々に提供してもらった」と感謝する。

 放送では児童がリクエストした音楽を挟みつつ、各グループの内容がオンエアされた。村上梨湖さん(12)は「荒町のことを他地域の人に知ってもらえるとうれしい」と反響に期待を膨らませた。

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