東北の百貨店、売上高11.1%減 コロナ下、衣料品の苦戦長期化

 東北百貨店協会が23日発表した2月の百貨店(7社12店)の売上高概況は、前年同月比11・1%減の89億9000万円と、4カ月連続でマイナスだった。1月の下落幅(22・1%)から回復したものの、新型コロナウイルス下で衣料品の苦戦が長引いている。2月13日に最大震度6強を観測した地震の影響もみられた。

 衣料品は20・0%減。大手アパレルの撤退や冠婚葬祭の規模縮小に伴い、ビジネスやフォーマルが特に低調だった。子供服は乳児用の人気は高く、1・7%減と微減だった。

 身の回り品5・4%減、雑貨6・8%減。一部で海外ブランドの高額品が動き、下げ幅を押しとどめた。巣ごもり需要の高まりを受け、家具や家電が売れた家庭用品は0・5%減だった。

 食料品は6・1%減。バレンタイン商戦は自分へのご褒美用に購入する習慣が定着し、堅調に推移。地震の影響で一部の店は営業縮小を余儀なくされ、バレンタインデー当日に売り上げを伸ばせなかった。

 地区別では仙台13・9%減、仙台以外8・0%減。外国人観光客の免税売上高は76・3%減の500万円。中国人旅行者は8割減った。

 協会の担当者は「3月前半は前年を2割上回る店もあり、好調だった。後半のコロナ感染拡大に伴う独自の緊急事態宣言を受けて客足が鈍る可能性があり、見通しは不透明になった」と話した。

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