菖蒲田浜に鎮魂と祈りの5色旗 セブン・ビーチ・プロジェクト

砂浜に設置された5色旗でつくる「ハマひら」
菖蒲田浜地区の砂でつくったガラス玉や防波堤の破片を組み合わせたモニュメント

 宮城県七ケ浜町の有志でつくるセブン・ビーチ・プロジェクト実行委員会などは東日本大震災から10年を迎えたのに合わせ、犠牲者の鎮魂や海と向き合うことをテーマに制作したモニュメントなどの展示を七ケ浜国際村と菖蒲田海水浴場で展開している。28日まで。
 国際村では菖蒲田浜の防波堤の破片や、ガラス作家村山耕二さんが菖蒲田浜の砂を溶かして制作したガラス玉、海浜清掃で集めた流木を組み合わせたモニュメントを展示している。
 町七ケ浜中と向洋中の美術部の生徒が2014〜19年に描いた大漁旗10枚のほか、町内の小学4年生13人が使い捨てカメラで「未来に残したい海や町の景色」をテーマに菖蒲田浜地区を撮影した写真も並べた。
 菖蒲田海水浴場の砂浜には、流木の間に張ったロープに5色旗を取り付けた「ハマひら」を飾った。縦21センチ、横17センチの布が計約800枚あり、子どもらが一枚一枚に海への思いを描いた。
 砂浜には津波で流された高さ約50センチの鐘と流木で制作した「祈望の鐘」も設置した。今月末まで自由に打ち鳴らすことができる。
 実行委副委員長兼アートディレクターの写真家喜多直人さん(40)は「海がそばにあると意識して暮らすことが重要だと感じている。犠牲者への祈りを踏まえ、未来に向かって生きていくことを見つめ直す時間にしてほしい」と話した。
 国際村の展示は入場無料。開館時間は午前9時〜午後10時。

河北新報のメルマガ登録はこちら
3.11大震災

復興再興

あの日から

復興の歩み

第68回春季東北地区高校野球
宮城大会 組み合わせ表

先頭に戻る