河北抄(4/1):企業や官公庁では年度末のきのう…

 企業や官公庁では年度末のきのう、定年を迎えた人たちがいた。筆者の周りでも、何人かの先輩が職場を惜しまれつつ去り、第二の人生を歩みだした。
 一献傾けながら、長年の労をねぎらうとともに、苦楽を共にした思い出話に花を咲かせたい。その願いは、仙台市内で新型コロナウイルスの新規感染者数が急増している現状ではかなわなかった。
 新規感染者数が高止まりしている東京都内も事情は同じはず。でも、意に介さなかったのが、厚生労働省の職員たち。23人が都による営業時間の短縮要請が継続している中、銀座の飲食店で深夜まで送別会を開いた。大半が会話中にマスクを着用していなかったという。
 国民に負担を強いる立場で、しかも感染症対策に当たる省庁での信じられない行為。会を発案した課長が事実上更迭された。政府、与党は火消しに躍起だが、火種はくすぶり続けるかもしれない。
 気掛かりなのは「厚労省の職員もやっている」と、「免罪符」にする人が出ること。気の緩みは、そうした空気が広がることからも生じかねない。

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