この春の桜前線は、駆け足というより猛ダッシュのよう。残雪の峰々を仰ぐ山裾にも一足飛びに届き始めた。
「もうほころび始めました」と電話の声。仙台市太白区秋保町の野尻地区で町内会長をする佐藤幸記さん(68)だ。珍しい老桜の花便りを届けてくれた。
その名は「秋保足軽紅重(べにがさね)」。仙台藩の足軽集落として国境を守った歴史にちなんだ。公益財団法人「日本花の会」(東京)の会員が、組頭の番所跡を訪れて偶然目にし、昨年、新種に認定された。
「子どもの頃から見慣れた桜がまさか新種だったなんて」と、住民みんなでびっくり。樹齢約270年、さぞ大木と思いきや、幹は朽ち果てたひこばえ姿で高さ6メートルほど。それでも淡い紅色の花は八重咲きが交じり、チョウが群れて舞うような華やかさだ。
せっかくの開花も「コロナ禍でお花見イベントは中止です」と落胆の佐藤さん。窓から桜が見える「交流カフェ ばんどころ」は当面休業という。新種の老桜を心置きなく楽しんでもらう日が、一日も早く来てほしいと願っている。
宮城県内の沿岸15市町からのメッセージ。東北を想う全ての人に「ありがとう」を。
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