<入試のツボ>解答手順追う訓練を/3年生に向けて(4)理科

 宮城県内の公立高入試の理科は、3年間の学習内容がバランスよく出題される。少しでも苦手な分野があると大きく点数を落とす可能性があるので、今のうち過去2年間に学んだことをしっかり復習しよう。今回は、分野ごとの復習ポイントをアドバイスしたい。

 化学分野は「物質の状態変化(1年)」「化学変化と質量(2年)」などを復習し、基礎を理解しよう。用語や実験結果だけでなく、実験手順や注意点を説明できるようにする。グラフの読み取り方も確実に身に付けたい。これらは3年生の学習でも役に立つ。

 物理分野の「電流と磁界(2年)」は入試で頻出の単元だが、苦手な受験生が多い。「力の種類と性質(1年)」は3年で学習する「力とエネルギー」の基礎となる。夏休みまでに復習を完了させておくとよいだろう。

 生物分野と地学分野は、自分が苦手に感じているところを優先しよう。入試で出題頻度が高いのは、生物が「消化と吸収(2年)」「動物の分類(2年)」、地学は「火山と火成岩(1年)」「飽和水蒸気量と湿度(2年)」だ。図表やグラフなどの資料とともに出題されることがほとんどなので、一問一答形式の演習だけでなく教科書や資料集で確認してイメージをつかみ、自分の言葉で説明できるようにしておこう。

 どの分野も毎年、大問のどこかで考察や記述を求める問題が出される。対策として、解答を丸暗記するのではなく、資料や模範解答を手掛かりに解答の手順を追う訓練を重ねることを勧めたい。

 まずは苦手な範囲を洗い出し、克服する計画を立てよう。新学期に良いスタートを切ることができれば、受験対策への道程はより明るくなる。計画的に学習を進めていこう。
(家庭教師のトライ・阿部正純教育プランナー)

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