河北抄(4/10):通勤途中にある公園のソメイヨシノが、いつ…

 通勤途中にある公園のソメイヨシノが、いつの間にか、あらかた散ってしまった。地面に落ちた花びらの上を、ハトがのんきそうに歩いている。
 昨年の今頃は、新型コロナウイルスの感染拡大で、全国に緊急事態宣言が出されて間もなかった。来年は心置きなく花見を楽しめる。ソメイヨシノを眺めながら、そう思った人は多かったに違いない。ところが、宮城県は「まん延防止等重点措置」下にあり、事態は1年前よりも深刻化している。
 新緑が鮮やかになるこれからの時季は行楽に、趣味に、そしてスポーツにうってつけだ。にもかかわらず、残念な知らせが相次ぐ。河北美術展、仙台国際ハーフマラソン、仙台青葉まつりといった恒例イベントが軒並み中止になった。
 出品者や選手、出演者、そして関係者にとって、昨年に続いて今年も中止になるとは思いもよらなかっただろう。無念に違いない。もちろん、楽しみにしていた市民も。
 薫風の初夏は、今年も味気ないものになりそうだ。

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