河北抄(4/15):新聞を広げていると、まぶたがどんどん重く…

 新聞を広げていると、まぶたがどんどん重くなる。この季節、陽気のいい日が続くとなおさらだ。目は文字を追っていても、内容は頭に入ってこない。そんな時に目を引いた見知らぬカタカナ語。
 サルボウガイ。ん? 畑を荒らすサルの撃退装置をぼんやりと想像したが…。
 記事はマイクロプラスチックによる海洋汚染の話。英国立大などが世界中の論文を分析した結果、中国の「サルボウガイ」に最も多く含まれていたという。
 ああ、貝のことか。調べてみると、漢字は猿頬貝。アカガイの仲間で、日本でも瀬戸内海などに生息する。食味も似ていて、缶詰の「味付け赤貝」には、もっぱらこれが使われているとか。
 サザエの代用にアカニシ、スズキやタラの代わりにナイルバーチ。味や食感の似た安い魚が加工品に使われる例はよくある。「代替魚」と言うらしい。
 プラスチックだって元はガラスとか木や紙の代用品だったはずだが、安さや便利さに慣れ、なかなか元に戻せなくなっている。5ミリに満たない粒になったことで、問題はより大きく複雑になった。

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