幻の「石湯線」計画、くりでんミュージアムが紹介

大きな予定線路図を使って計画を説明する大杉さん

 東北線石越駅(宮城県登米市)と奥羽線湯沢駅(秋田県湯沢市)を結ぶ鉄路構想をテーマにした企画展「未達 幻の石湯(せきとう)線計画」が、宮城県栗原市若柳のくりでんミュージアムで開かれている。

 計画は栗駒山周辺の鉱山と森林の開発、観光振興を目的に浮上。実現を目指す宮城、秋田両県の自治体は1946年、国会に請願書を提出した。しかし、膨大な工事費などを理由に計画は立ち消えとなった。

 既にあった石越-細倉間の栗原鉄道(後のくりはら田園鉄道、2007年廃止)を延長し、温湯温泉(栗原市花山地区)、迫川沿い、皆瀬川沿いを通り湯沢駅と結ぶ計画だった。全長約92・8キロ。当初は温湯温泉から湯沢市秋ノ宮を通り院内駅と結ぶ石院線を計画したが、難工事が予想されたため石湯線に切り替えた。

 企画展では、縦約1メートル、横約2メートルの実寸大の予定線路図、国会請願書など資料17点を展示する。同ミュージアム学芸員の大杉要さん(29)は「栗原鉄道線を経由した東西を結ぶ鉄路計画があったことを知ってもらいたい」とPRする。

 9月5日まで。午前10時~午後5時。火曜休館。入館料は高校生以上500円、小中学生300円。連絡先は同ミュージアム0228(24)7961。

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