トラック荷台に銀行の窓口 行員2人が常駐

運行開始する移動店舗車の営業窓口
秋田銀行の「みみより号」。災害時には被災地にも派遣する

 秋田銀行は20日、移動店舗車「あきぎん みみより号」の運行を始める。全国最速ペースで進む人口減少に加え、コンビニエンスストアの現金自動預払機(ATM)やインターネットバンキングの普及で窓口利用客が減り、同行は秋田県内で支店の移転・集約を進めている。移動店舗車を巡回させ、店舗の空白地域でのサービス維持を図る。

 移動店舗は3トントラックの荷台に約10平方メートルのスペースを設け、窓口を設置。行員2人が常駐する。現金の引き出しや預け入れ、振り込みのほか、自動車税など県税納付、公共料金支払い、通帳の記帳・繰り越しを扱う。

 北秋田市阿仁地区で運行開始する。20日から毎週火曜日、同市役所阿仁庁舎駐車場で営業。時間は午前10時半~午後0時半。5月20日からは男鹿市北浦地区の北浦公民館駐車場でも毎週木曜日に営業する。

 災害発生時は被災地を巡回する。ATMを搭載し、被災地派遣などの緊急時のみ使用可能にしている。発電機を備え、電源供給も行う。

 同行は昨年8~11月、県内の7支店を移転・集約し、支店数を96から89に減らした。7支店には阿仁地区を営業エリアとしていた阿仁合支店も含まれていた。今年5月には北浦地区の北浦出張所も統合する。

 秋田市の本店で16日あった内覧会で、皆川剛常務は「2地区で営業を開始するが利用状況をみて場所を増やすことも検討する。高齢の利用客の利便性確保に努めたい」と話した。

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