「ここに来ると健太がそばにいるように感じる」。
東日本大震災から10年1カ月の月命日を迎えた宮城県女川町の岸壁。この日も田村孝行さん(60)、弘美さん(58)夫妻=大崎市=の姿があった。
田村さん夫妻は、七十七銀行女川支店の行員だった長男健太さん=当時(25)=を津波で失った。健太さんの遺体が見つかったのは震災から半年後。「最後に息子を抱きしめてあげられなかった」。弘美さんの胸には今も後悔が残る。
支店の目の前にある高台にどうして避難できなかったのか。原因究明と企業防災の向上を訴えるため、自宅から約50キロ離れた女川町に通い続けた。
「命を語ることが未来の命を守ることにつながる」と、2013年から支店跡地や全国各地で伝承活動を開始。これまでに2万人を超える学生や企業の社員らに災害から命を守るすべを伝えてきた。
昨年は新型コロナウイルス感染防止のため、活動を半年ほど自粛。その後、オンラインでの伝承にも挑戦した。
最近、ふとした瞬間に年齢や、体の疲れを感じることもある。だが、「二度と同じ事が繰り返されないよう、健太から預かった命のバトンをつないでいきたい」と前進を誓う。
(写真映像部・高橋諒)
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