農業用ドローンの教習所、仙台に開校 省力化へ担い手育成

教官による農業用ドローンのデモ飛行
ドローン操縦の免許取得に向けた初日の教習

 農業用の小型無人機ドローンの操縦士や指導者を養成する教習所「アグリフライヤードローンフィールド仙台校」が19日、仙台市青葉区の作並小跡地に開校した。航空貨物業のエアトリビューン(東京)が運営。農薬・肥料の散布をドローンで省力化する「スマート農業」の担い手を育てる。
 教習所は月―金曜の5日間で所定のカリキュラムを実施する。初日は航空法や農薬取締法の基礎知識などを学び、2日目以降は操縦訓練を重ねる。最終日に検定試験を実施し、合格者は操縦免許が取得できる。
 合格者の技術力に応じ、オペレーター、教官、上級教官の3段階の認定証を交付する。カリキュラムは今年11月まで毎週実施する予定で、1週間に最大3人が入校可能。全国から受講者を募集しており、同社は年間60~80人を見込む。
 開校式には地元町内会の関係者ら約30人が出席。ドローンのデモンストレーション飛行が行われ、教習所の教官が校庭を田んぼ、色水を農薬に見立てて散布作業を披露した。教室では講義の様子も公開された。
 1期生となった千葉県の金子繁行さん(43)は「農業に関心がある。操縦免許を取得し、個人事業に生かしたい」と話した。
 同社によると、1ヘクタールの農地に農薬や肥料を散布する場合、手作業では数時間かかるもののドローンなら10分で終わる。農作業を効率化でき、九州では普及率が約7割に達するが、東北は5%程度にとどまるという。
 伊藤弘輝専務は「農業用ドローンの需要は全国で拡大している。操縦の担い手が増えれば農業は大きな発展が望める」と強調した。
 教習所の開校は同社が市の官民連携窓口「クロス・センダイ・ラボ」を通じて実現した。
 連絡先は仙台営業所022(394)3339。

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