同級生の一騎打ち 再び 栗原市長選、自民真っ二つ

自民党支部の支持が割れる栗原市長選で、演説に耳を傾ける有権者=18日午前、栗原市築館

 任期満了に伴う栗原市長選(25日投開票)は、前回2017年に続き中学、高校の同級生による再戦一騎打ち。地元の自民党支部は再び、真っ二つに割れている。現職千葉健司氏(64)と新人の元副市長佐藤智氏(64)の支持が各支部で異なるため、党県連は自主投票とした。党所属の国会議員ら関係者の対応も三様に分かれている。

 合併前の旧町ごとにある9支部のうち、千葉氏は築館、栗駒、高清水から、佐藤氏は一迫、金成の支部から単独推薦を受けた。残り4支部は両氏の推薦を決めた。党県連は、「1人に絞った推薦ができない」と判断を見送った。

 党所属国会議員らは旗幟(きし)鮮明にしたり、等距離を保ったり対応はさまざまだ。

 千葉氏支持を打ち出すのは村井嘉浩知事。「まん延防止等重点措置」対応で応援演説は見送る模様だが、18日の第一声に「引き続き手腕を発揮してほしい」と音声メッセージを送った。

 前回選挙で佐藤氏を後継指名した佐藤勇前市長は、わずか42票差で敗れた前回の雪辱を願っている。佐藤氏の第一声では、「彼は公約を必ずやり遂げる。当選させてください」と力を込めた。

 一方、秋までに解散・総選挙のある地元選出の小野寺五典衆院議員(宮城6区)は等距離の対応。18日、両氏の街頭演説に行き、マイクを握った。取材には、「2人とも素晴らしい候補。あとは市民の選択に従い、当選した市長と連携したい」と話した。

 瀬戸健治郎県議(栗原)も両陣営と等距離を保つ。「自分の支持者は真っ二つに割れている。今後の国政選挙、地方選挙に影響がないようにしないといけない」と、市長選後のしこりを心配する。

 ◇栗原市長選立候補者
千葉 健司 64 市長   無現
佐藤  智 64 元副市長 無新

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