<入試のツボ>今後は英語も重要に/中学入試・21年度入試を振り返る

 本年度の公立中高一貫校入試の出願倍率は仙台二華3・9倍、仙台青陵1・8倍、古川黎明1・9倍と例年よりやや下がった。しかし、依然高い倍率であることは変わらない。

 中学入試を考えているなら、本番に向けて計画的に準備を進めていくことが大事だ。

 県立の仙台二華、古川黎明共通の総合問題は思考力を求められる理系の問題が増えた。20題中8題が記述式で、昨年度より出題数が減少した。記述問題は複数の資料を結び付け、伝わりやすい文章を書く表現力をみる問題が中心で難易度は高かった。

 仙台青陵中の総合問題は統計資料や地図資料を読み取り、そこから分かることを記述したり割合を計算したりする問題が中心だった。歴史分野の問題は減り、公民分野が新たに出題された。全体的に新しい学習指導要領を意識した出題になっていた。

 作文は最新のニュース・時事問題などに興味を持つことが必要だ。仙台二華は国連が2030年までの実現を目指すSDGs(持続可能な開発目標)をテーマに「持続可能な社会を実現するために、今後どのようなことに気を付けて生活をしたいか」について、500字で書かせた。

 公立中高一貫校の出題範囲は、小学校の教科書だ。学習指導要領の改訂で昨年度から新しくなった教科書は、資料や図表が大幅に増えた。しっかり教科書を読み込み、その上で過去問などを使って受験対策をすることが第一だ。

 来年度の入試では、新たに外国語(英語)のリスニングが加わる。例題は県教委のホームページで確認できる。従来の対策に加え、今後は英語の学習も重要となってくる。
(進学プラザグループ第一事業部・阿部智則部長)

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