地下鉄南北線 ホームにゴム 仙台市、バリアフリー計画

市交通局が全車両に導入するノンステップバス。乗降口に段差がなく、車いす用のスロープも取り付けられる

 仙台市交通局は市バス・地下鉄の「第3期バリアフリー特定事業計画」の前期計画(2021~25年度)を策定した。バスは全車両を乗降口に段差のない「ノンステップバス」に更新し、高齢者や障害者が利用しやすくする。地下鉄は、南北線車両と駅ホームの隙間や段差の縮小を盛り込んだ。
 市交通局によると、市バスは現在運行中の466台の約8割が、既にノンステップになっている。計画では21年度から毎年25台ずつを置き換え、25年度に全車両への導入を終える。循環観光バス「るーぷる仙台」は計画に含まれていない。
 バス利用者から要望が多い停留所への屋根とベンチの設置は、25年度までの5年間に40カ所増設を見込む。利用人数や歩道の幅を踏まえ、設置場所を決める。

 南北線は全17駅のホームの縁にゴムを取り付け、車両との隙間を現在の7センチから3センチに縮め、乗降時のリスクを減らす。段差は現在6センチあるが、24年度に新型車両3000系が登場すれば最大3センチに低くなる。
 15年12月に開業した東西線は隙間が3センチ、段差が1センチに抑えられているため、スロープ板がなくても車いすで乗り降りができる。
 前期計画の総事業費は約240億円。市の補助金などを財源に充てる。交通局の三浦孝行営業課長は「高齢化が進展する時代の変化に対応し、誰もが利用しやすい公共交通の環境を整えていきたい」と話した。
 特定事業計画は、市が03年に打ち出した「交通バリアフリー基本構想」に基づき、03~10年度に第1期、12~20年度に第2期の計画が実施され、地下鉄駅の可動式ホーム柵の設置や改札口幅の拡大、介助体験教室の開催などに取り組んだ。第3期計画は30年度まで。

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