新型コロナ 福島で過去最多の70人感染 会津若松へのまん延防止適用検討

内堀雅雄福島県知事

 福島県は7日、10歳未満~80代の男女70人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日の感染発表では過去最多で、県内の感染者は計3717人となった。医療提供体制が危機的状況にあるとして、8~31日を緊急特別対策期間に設定することを決めた。

 新規感染者の内訳は会津若松市25人、いわき市13人、福島市12人、郡山市9人、喜多方市4人、会津美里町3人など。報告漏れがあったとして4月感染者分に男性1人を追加したと公表。県は、感染者が急増する会津若松市を対象にしたまん延防止等重点措置適用に向け、6日に国との協議を始めたことを明らかにした。

 福島市の新規感染者のうち11人は、同市置賜町の接待やショーを伴う飲食店の利用客1人と従業員10人。市は7日、同店でクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。

 県によると、入院していた70代女性が死亡した。県内の死者は計127人。県内では4月の新規感染者数が888人で過去最多となり、5月は6日間で308人に上る。病床使用率は72・7%と逼迫(ひっぱく)している。

 新型コロナ対策本部員会議で内堀雅雄知事は「未知の領域に踏み込み、ステージ3に入った」と強調。特別対策期間中の県境をまたぐ不要不急の往来自粛や飲食時の感染対策徹底などを訴えた。

 終了後の記者会見で内堀知事は「医療提供体制の充実強化、国とのまん延防止措置に向けた協議、県独自措置の必要に応じたさらなる追加などに全力で取り組む」と述べた。

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