大崎市の予約システム、2日続けパンク 委託業者「甘かった」

 12日に75歳以上の高齢者向けの新型コロナウイルスワクチンの接種を始める宮城県大崎市で、予約システムのトラブルが相次いでいる。受け付けを始めた6日、予約サイトにアクセスが集中し一時停止。システムの容量を増やしたが、7日に再びパンクした。市は「ご迷惑をお掛けした」と陳謝し、対応に追われた。

電話受け付けを再開したコールセンター=7日午後2時20分、大崎市保健福祉プラザ

職員に詰め寄る人も

 80代の父から手続きの代行を頼まれた大崎市の飲食店経営の男性(56)は「6日は2回、7日は5回ぐらい申し込もうとしたが、つながらなかった」とがっかりした様子で話した。

 市は75歳以上の約2万人に接種券を送り、6日午前9時に電話とインターネットによる受け付けを開始。できるだけインターネットでの予約を呼び掛けたが、電話を含めて申し込みが殺到すると、すぐにシステムがストップした。

 7日は予約サイトの容量を大幅に増やして再開したが、公開直後にパンク。市保健福祉プラザでは「なぜ予約できないのか」と職員に詰め寄る高齢者もいた。

 市健康推進課の担当者は「システムを委託した業者から他県で同じ人口規模の自治体からも請け負っており、容量的に十分と説明されていた」と釈明した。

 委託を受けた情報処理サービス業TKC(宇都宮市)の担当者は「見通しが甘かった。当社の責任として瞬間的なアクセスを緩和する対策を考えている」とコメントした。

 市は7日午後1時、75歳以上を対象にした電話受け付けを再開。インターネット予約も同日午後5時、85歳以上に限定して再開した。

 市は12日以降、かかりつけ医の51医療機関で個別接種を開始。22日に7地区で集団接種を始める予定だ。高齢者施設では4月19日から先行実施している。

 同様に集団接種と個別接種を併用する自治体のうち、東松島市は1日、集団接種だけの受け付けを開始。初日は85歳以上に限定し、受付日によって対象年齢を5歳ずつ下げて混雑を緩和した。個別接種は10日以降、各医療機関が直接受け付ける。

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