仙台の高齢者接種「7月末完了」に前倒し

郡和子仙台市長

 郡和子仙台市長は7日、65歳以上の高齢者約27万人への新型コロナウイルスワクチン接種に関し、7月末までに完了させる方針を表明した。6月以降としてきた一般高齢者への接種開始も早める。当初は8月末の完了を見込んでいたが、変異株の検出件数の増加を踏まえ、大幅に前倒しする。

 郡市長は市役所で報道陣の取材に「7月末までに高齢の皆さまに全て打ち終わる態勢で臨めと強く指示した。『N501Y』変異株が増えていることを重く見て、接種は一日も早くしなければいけないという強い思い」と説明した。

 一般高齢者の接種開始に関しては「とにかく急がなければ駄目だと指示した。最終的にいつ予約受け付けを開始し、いつ接種を始めるか(担当部署が)ねじり鉢巻きで検討している。近く発表できる」と語った。

 市は3月31日、市内の全高齢者に接種券を一斉に送付。4月20日に特別養護老人ホーム入所者と職員への先行接種を始めた。市によると、30日時点の接種完了は約300人。対象となる施設関係者9800人の約3・1%にとどまる。

 一般高齢者向けには平日にかかりつけ医による個別接種、土日に市民センターなど22カ所で集団接種を実施する。市は個別接種が8割、集団接種が2割と想定していたが、完了時期の大幅な前倒しに伴い、市医師会と接種体制を組み直す。

 郡市長は「7月末までに接種を終えられるように、あらゆることを考えてくれと指示した」と明かし、集団接種の拡大も視野に検討を進める考えを示した。

 高齢者のワクチン接種を巡っては、政府が4月30日、2回接種の完了時期を7月末に前倒しするよう自治体に要請した。郡市長は28日の定例記者会見で、5月中の接種開始は困難になったと説明していた。

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