七北田川の河道掘削で通行禁止となっていた七北田公園(仙台市泉区)に接する堤防道路が13日、工事終了に伴い通行が再開される。約7カ月の間、来園者が道路脇を頻繁に通ることになった結果、細道が形成され、「擦れ違うこともままならない」「近くの木々が根元を踏まれ、植生にも悪影響が出ている」など困惑の声が上がっていた。公園の関係者は「問題が解決し、憩いの場が復活する」と喜ぶ。
工事を発注した宮城県などによると、13日から通行可能となるのは近隣住民や市民ランナーに親しまれている公園南側の堤防道路(地図)。工事が本格化した昨年10月中旬に防護ネットが張られ、約1キロにわたって通行できなくなった。
当初の計画では3月末に完工する予定だったが、河道掘削で生じる土砂の受け入れ先の調整に時間がかかり、工期が約2カ月ずれ込んだ。堤防道路を利用していた人は草が茂る道路沿いの園地を歩いたり走ったりするようになり、いつしか1本の道ができた。
道幅は1メートルに満たない。堤防道路が散歩コースという泉区の女性(37)は「細道は不安定で、ベビーカーを押すのも大変。早く元通りになってほしかった」と通行再開を歓迎する。
道路沿いに植樹された樹木への影響も懸念されていた。「復興祈念桜の樹勢が弱まっています」。東日本大震災の復興を願って市民らが植えた桜の若木が弱っているとして、市公園課は看板を設置して注意を呼び掛けていた。
同課の担当者は「ランナー同士が擦れ違う際に桜の枝が折れるといった被害も出ていた。解除は喜ばしい」と胸をなで下ろす。
七北田川の上流部は2019年10月の台風19号などで氾濫や護岸損壊などが相次ぎ、防災面から河川環境の早期整備を求める意見も少なくない。
県河川課の担当者は「河川の機能維持には、どうしても管理が必要。各方面の理解を得つつ、安全と憩いの場の確保を両立させたい」と話す。
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